ギョーカイ妖怪File⑤

これから放送・構成作家を目指す君たちへ。

これは私が業界にはびこる恐ろしい妖怪たちと戦った凄まじい記録だ。

何が怖いって、こんな短期間で滞ることなくサクサク妖怪を描いてる自分への驚きが一番デカい。

でもまだまだいるから。

本当、

これ以上犠牲者を出さない為、この記録を後世へと残す。是非参考にしてくれ。

ミンナノモノ。

大人気の企画や、人がやった、やろうとしている企画を平気でパクる妖怪。

注意してほしいのだが、この妖怪にパクるという概念はない。

「ミンナノモノはミンナノモノ」という

一見、ジャイアンに見習わしたい習性なのだが、ギョーカイにいられるとなかなか厄介だ。

パクられた方はたまったもんじゃないし、

こんなことが許されるもんなら

同じようなイベント、番組がどんどん増え、娯楽のマンネリ化が進む。

対処法なのだが、今すぐこいつに初心を思い出せろ！

お前は誰かの企画をなぞりたくてこのギョーカイへ入ったのか？

違う、一石投じる為だろ

次企画書を出す時、

「千鳥の相席食堂のようにVTR止める」は絶対に書くな。

未来のエンターテイメントに光が見えていることを願っている。